アクシストリートのフロントブレーキの固着の原因は簡単なことだった
前回の記事の続きです
フロントブレーキの修理です
大体原因としてあげられる点は
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シールの劣化
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エア噛み
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ピストン固着(汚れ)
まず、シールの劣化は開けてみないことにはわかりません
というわけでさっそく開けてみます
10㎜の方はキャリパーサポートにブレーキホースを留めておく部分のボルトになります
12㎜の方はキャリパーをフロントフォークに固定するボルト
結構固いです。固着している可能性もたまにあるので油をさしておくこと
ラスペネ がオススメです
回した反動で地面にパンチ何てありますのでお気をつけて
3本のボルトを外すとまずキャリパーが動かせるようになります
外れました。ここで注意
※小系ホイールなので素直に後ろに引けないため軽く左右にこじりながら後ろに引きます。
上手な人は簡単に外してしまいますが初めての方はなかなか手こずる部分かと思います。無理やりやるとホイールに傷がついたりなんて可能性も.....
すぐに外れたよという方はセンスがあります👏
写真右側のブレーキパッドに錆がひどく見られますね
8月から放置していたにも関わらずディスクローターには特に錆は見られないので
どういう向きで放置していたのかはあまり考えませんでした
パッドの残量はかなりあるようなので面取りして再利用の方向へ
錆はワイヤーブラシである程度落とします
次にブレーキパッドを外すために
下記の写真のブレーキパッドの下部を固定している、キャリパーサポートのボルトを外すのですが、黄色の丸のところにサークリップというEリングがあるのでマイナスドライバー等で外します。
すると、写真右手側にヘキサゴンボルトがあるので5㎜の六角レンチで外します
外したサークリップはなくさないようにボルトと一緒にしておきましょう。
トリートのブレーキパッドには
リターンスプリングという部品がついています。
すみません写真撮り忘れました。
ほかの車種にはないみたいで特殊なブレーキパッドですね。
キャリパーサポートを外します
外すとヌポッっと音がします(笑)
このキャリパーサポートにはブレーキスプリングという小さな部品がついています。
赤〇のところです
ここもなくさないように注意しましょう
次にピストンの汚れを見ます
ブレーキパッドを外したらピストンが出るか出ないかぎりぎりまで押し出すのに
レバーを押しておきます
あまり押しすぎるとブレーキフルードが漏れてフルード交換&エアー抜きと、面倒なことになるので外れないように注意してください。
上記のピストンの上部に一周して汚れがありました。
多分これが原因かなと。思います。
僕はフルードも交換する予定だったのでピストンを全部出してもよかったのですが
まずは、どのくらいなものか見てみるために途中までしか出してません。
ですが、ピストンを内側から固定できる工具がなかったため結局はピストンはとりました。あれ、こんなに硬かったっけと思いながら
この時シールの劣化は特に見受けられませんでしたね。
ウェスで磨いても汚れが落ちないので真鍮ブラシで軽くこすってからピカール
で磨いてあげました。
表面にうっすら汚れが付着していますが妥協しました。
30分近く磨いてこれです。☟
皆さんはキチンと交換しましょう。
もうここまで来たら
フルード交換とエアー抜きです。
フルード交換とエアー抜きの詳しいやり方(自己流)は次の記事に載せます
ここのボルトを外すと重力に従ってフルードタンクのフルードが流れてきます。
フルードは垂れ流しにしないように下で受け皿かペットボトルなどを用意しておきましょう。
フルードは塗料にはがしてしまうので十分に注意しましょう。
バンジョーボルトは馬鹿みたいに固いです
なので、最初からフルード交換をやる目的の方はキャリパーをはず時に軽く緩めておくといいかもしれません。
僕は忘れていたので仮止めして緩めました.......二度手間です
銅ワッシャーは交換しましょう。
あ!フルードタンクは開けないと流れてきませんので
開けておきます
開ける前の写真しかない.........いつも忘れちゃいます。。。
このフタにも書いてありますがフルードはDOT4大体はこの番手です
WARNING USE ONLY と書いてあります
フルードを抜ききったら次です
黄色く見えるのは西日の影響です🌄
この時16時くらいだった気がします。
ピストンを戻したら外した手順と逆に組み込めば組みあがります
あら簡単
だいぶ端折りましたが、ブレーキパッドの交換は一歩間違えると命にかかわりますので自信のない方、面倒な方はプロに任せましょう👍
バイク屋に出しとかなり取られますがプロですので。(笑)
それで赤いバイクショップは手抜きだなんだと騒がれていましたね
安く仕上げたいならご自分のバイクですので勉強の一環として誰かに教わりながら一緒にやるのがオススメです。
因みに僕は完全自己流です。(笑)
たまにサービスマニュアル見ながらやって「あぁ。こうやるんだぁ」といままでやってきました。
2気筒までならエンジンも行ける
それ以上は無理!
それで昔4気筒エンジン直してくれって言われて無理!と言ってもイケるよなどというわけのわからないことを言い出す人がいましたね
まずやり方がわからないし同調できないしバキューム もねぇーよ(笑)
僕もそれ以上はプロに任せます
今回はここまで
さて、ここからエア抜きです
これがまたやり方忘れてたいへんでした。
自己流ですがやり方は次の記事に載せます